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税理士法人 中央会計社 株式会社 筒井経営会計

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(1)経費削減の基本的な考え方
 
まず、利益を生み出すためには「売上を上げる」ことと、「経費を削減する」ことの2つの方法しかないというのを念頭に置かなければなりません。そして、両方が達成されることで利益を生み出すことに繋がります。
また、売上を上げることも大切ですが、利益の確保を第一に考えると、経費の削減にも注目しなければなりません。
しかし、経費の削減をすることが目標になってしまうと、業務の効率化や経営の質が下がってしまう可能性もあるので、無駄な経費を見出し、それを削減することが重要です。
 
(2)一人一人に意識づける
 
経営者だけでは経費削減を実現することはできません。全社的に取り組み、社員一人一人に意識付けをする必要があります。
社員の中には、「会社のお金だから自分には関係ない」と、備品の無駄遣いをする者もいます。経費を削減し、会社の利益を上げることは後々社員自身のためにもなるということを理解させ、積極的に高い意識を持たせる必要があります。
 
経営業務の合理化のためには、管理するものを少なくすることも大切です。
会社が大きくなり、取引先が増えると、取引のある金融機関や預金の種類も増えます。中にはペイオフのリスク分散のために取引銀行を増やす会社もありますが、増えた分だけ管理業務は複雑になります。
メインバンクに取引を集中させ、一つの口座ですべてを管理できるようになれば、理想的です。
 
■預金通帳をまとめるメリット
・預金口座間の資金移動の手間と時間を削減できる
・記帳や残高確認の手間を削減できる
・会社のお金の流れがみえるようになる
 
(3)売掛金を減らす
 
売掛金は現金化される期間が長ければ長いほど、貸し倒れのリスクが高まり、また、管理する手間も増えます。
ある信用調査会社の調査では、倒産している会社の経営者のほとんどが、人が良すぎるそうです。売掛金の回収を得意先の条件に合わせ、支払も期限を守ってあげる。これでは、倒産するのは当たり前です。
経営者が回収の基準を明確にし、営業マンはこれを守って売る。得意先の条件にばかり併せず、きっちり短期で回収することで、資金を効率的に回すことができます。
つまり、売掛金を回収する能力が高い会社ほど、成功する会社といえます。
 
(4)ワンランク上の経理担当者になるためのステップ
 
経理業務の合理化に成功した後、空いた時間で経理担当者は何をすればよいか、また、進むべき方向性について説明します。
 
①ワンランク上の経理業務
合理化して空いた時間で、本来の経理の仕事である部門別の予算実績管理や資金繰りを行ってもらいたいと考える会社も少なくありません。しかし、今までルーチン作業しかしていなかった担当者がいきなりできるかというと、なかなか難しいです。
さらに、一通りのルーチン作業をマスターしたら、次のステップとして経営分析や決算申告をマスターしようと考える方が多いですが、経理として最も重要なのは資金管理や予算管理です。
あくまでも、資金管理や予算管理業務を遂行できる担当者が理想なのです。
 
②他部門の業務をサポート
経理担当者には、几帳面で数字に強い方が多いです。そこで、合理化して空いた時間で他部門の業務、特に金額を扱う業務をサポートできれば、会社にとってもプラスになるといえます。
また、他部門の業務をサポートすることで、現場での取引の流れを把握することができるため、経理業務のさらなる合理化に繋がるともいえます。
 
実際にこのやり方で成果を上げることができた会社もありますので、どれか一つでも実践してみてはいかがでしょうか。
業務改善は、今からすぐ出来ることばかりです。
 
 
次回は、「ステップアップのための管理削減」について解説します。