前回、給与収入:98万円の壁を超えて103万円以下の人への、住民税の節税方法について、今回お知らせいたしますと書いたことをご記憶でしょうか?
ネタバラシすると、なあんだと、コロンブスの卵みたいな拍子抜けする方法を実行するだけです。簡単にいえば、自宅で宝探しをすることです。
まず、給与:103万円以下の場合、税金が全くかからないからとの誤解を解いてください。かからないのは所得税(国税)だけです。
次に、自宅で眠らせている宝探しをします。
宝とは、使用しないで余っている、生命保険料控除証明書・地震保険料控除証明書はありませんか? それを、勤務先の会社に提出して年末調整をしてもらえば、住民税が安くなります。
年が明けてから言われても…大丈夫です。確定申告してください。所得税ゼロの申告で、5月又は6月に住民税が安くなった結果がわかります。
宝を捨てた場合も、可能な方法はあります。生命保険会社又は代理店に依頼して、証明書を再発行してもらえば住民税節税が可能です。
他にも、医療費領収証も宝です。年間10万円も使用していないから、自分には関係ないと、捨てる前に以下を読んで検討してください。
医療費控除制度は、年間10万円を使用していない場合でも、所得の少ない人の場合は、この制度の恩恵を受けることができます。
確定申告してください。住民税が安くなります。
この節税には、会社の経営者・総務・経理担当の方にもご協力願います。
社員の年末調整で、計算時使用せず余った控除証明書を返却してください。
配偶者控除制度が大きく変わる今年からは、社員の家族における節税効果が出やすいと思われます。
ちょっとした気遣いの積み重ねが、働きやすい会社として、社員の定着率を高める一つの方法になれば幸いと思います。
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